あの日、僕が誰かにして欲しかったことを、・・・誰かにしてあげたいと思う。
ランニング障害について・・・逃げずに考える。
中学生 陸上部 シンスプリント部位の痛み。 同時に、足底と舟状骨付近に痛みを訴える
時速 10km/h で走行すると 左足だけアーチがお落ちる。
これを治すとこうなる。 (時速10km/h)
治療前
治療後
治療前
治療後
シンスプリントの痛みや、有痛性外形骨の痛みはなぜ起きるのか?
それが正しく解明されなければ、防ぎようもないし、治しようもないと・・・僕は思う。
教科書や、ネットで調べれば、キーワードになるのは、いつも “後脛骨筋”。
“シンスプリントの原因は?” とネットで調べると、
スネの内側に付着する筋肉の使いすぎで、硬くなって、骨膜を引っ張り、耐え切れなくなると炎症が起き、痛み始める・・・・そんな事が書いてあります。
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原因のその一つに、後脛骨筋の “ 硬さが原因 ” と言うならば、
遊脚期(足が宙に浮いている状態)での足の裏の向く方向は、
内側に向くと考えるのが自然ではなかろうか?
どちらでもいいけど、 それらを見ることもなく、見ようともせずに治療していたならば、
・・・それは 本気で治そうとしていると言えるだろうか?
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シンスプリントの痛みを訴える患者さんの歩行、ランを見ると、確かに遊脚期のつま先が、
内側を向くものもある。
(]take of )
遊脚期のつま先が内側を向くものを、仮に “II 型” 、外側に向くものを “ I 型 ” とするならば、
シンスプリント部位の痛みや、舟状骨部位、足底腱膜炎部位の痛みを訴える人の歩行は、
I 型が圧倒的に多い。 本当にマズイのは II型だと思うのですが、
まず、圧倒的に多い I型から書いてみます。
take off での to out は、羅患側の 足関節に問題がある場合もあるし、
膝関節、股関節、腰椎関節、 それらのアライメントにも影響される。
また、反対側の、足に問題がある場合もある。
同様に、 着底の時の toe out も、体全体のバランスによって引き起こされている。
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一見、つま先が前を向いた正しい着底に見えても、
膝が中に回って入って着底しているならば、それは、つま先が外を向いて着底していると判断できる。
toe outで着いた足関節は、正常な煽り運動が行えず、外に向いて残り、
足関節が正常に曲がらないまま、体重の前方移動により ・・・後期骨筋群は引き伸ばされることになる。
筋肉と、骨が付着している部分が
引きはがされ、壊れるか・・・
あるいは、下の方で骨と付着している部分が壊れるか。
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だから、外を向いて着底するつま先を、 正しい方向に向けて着底できるように治す必要がある。
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足関節に原因がある場合もあるし・・・
股関節に原因があることもある。
前面コンパート(脛の前の方)や、外側コンパートに異常があるものもあるし、
足底内側縦アーチに問題があるものもあれば・・・
水平アーチに問題があるものもある。
上半身まで 問題がある場合もある。
上半身の動きは、下半身に大きく影響を及ぼすし、下半身の動きは上半身に影響を及ぼしあう。
間違った体で、正しいフォームが出たならば・・・
それは間違ったフォームだと思う。
本気で治すつもりなら、シンスプリントや、疲労骨折を治す時も、
トータルバランスで整える必要があると、僕はそう僕は思う。
また、本気で走るつもりなら、鍛えることと 整えること。 どちらも学ぶ必要がある。
なぜならば、どちらも同じ “カラダのこと” だから。
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上半身の動きは、下半身に大きく影響を及ぼすし、下半身の動きは上半身に影響を及ぼしあう。
シューズに原因がある事もある。
<参考記事> ジョッグシューズの危険性(4)
シューズの履き方や、インソールに問題がある事もある。
〈参考記事〉プロネーション対策シューズの危険性
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私見ですが、 治療が痛む部位の筋肉を緩めるだけでは、同じ痛みか、
また違う痛みを繰り返すと思う。
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余談なんですが、夏休みになると、専門の学生から、治療の見学依頼の電話がある。
「町の治療院がどんな治療をしているか?」 レポートの宿題があると言う。
どんな治療をしているか?よりも、どんな思いでやってるか?!そっちを学んで欲しいと僕は思う。
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・・・・長くなったのでこの辺で。。
次は、I 型シンスプリントの治し方について思う事を書いてみます。
富士宮 本院の院長の本音をご紹介するブログページです。
また、このページ以外にアメーバブログでも日々の思いを随時更新しています。
患者様の治療や治療家の育成に、日々真剣に向き合う院長の人柄に触れてみてください。