プロネーション対策シューズの危険性(有痛性外形骨)

プロネーション対策シューズに危ないモノがあると警鐘は鳴らしておきます。有痛性外脛骨

福島県から勉強に来ていた接骨院の先生と、患者さんのお母さんの目の前で・・・
突出した舟状骨の突起を、治してみました。

photo

凹んだのを目の当たりにして、勉強にきていた先生は、とても驚いていました。
----------------------------------- 

主訴 :右、 有痛性外形骨の痛み。 左膝の痛み。競技はミニバス。
 
接骨院に通院していたが、一向に改善せず、検査を勧められ、
整形外科で受診。 右 膝はオスグッドの判定。 脛骨粗面に凸面はなし。

 
しかし、改善しない為、解析の治療の依頼をうけました。

photo

まず、とりかかったのは、有痛性外形骨炎の痛みがある右足。
 
歩行を見て、こちらの足の方が問題があると感じたからです。
 
片足立ち、リフト、スクワットのアライメント。 

photo

スポーツ整形で作製したインソールを着用して体幹の傾きを検査してみます。

photo

photo

立てるレベルにありません。
これで跳ねたり、走ったりすると危険です。







←治療前の素足歩行では、踵の外側から着底しています。





←製作された足底版を使った歩行では、踵の内側から着いています。
 
スポーツ疾患を扱う際には、道具をよく点検する事が必要ですが、
 
そこまで診る医療機関はわずかです。
 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
   同業者と話す時、よく耳にする言葉があります。
 
  「健康保険だから仕方がない。」 「単価が安いから仕方がない。」
 
   何が   ・・・・  しかたがないのでしょうか?
 
   治らなくても仕方がないの意味でしょうか?
 
   前十字靭帯の一本くらい切れても仕方がないの意味でしょうか?
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

では、
 
  子供の体の治療費に、車の修理代と同じくらい払う人がいたら・・・治せるのでしょうか?
 
 
 

“その場で治そうとする人が何人いるか?”
 
そこが問題なんだと思う。 先生と、そんな話しをしました。

photo

治せるか?治せないか? それは コストの問題ではなく、技術の問題です。
 
やるか?やらないか?は 人間性の問題です。
 

photo

 仕事にコストはあっても、 生き方に、コストは関係ないと思うのです。
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
舟状骨の低下は、足関節の問題ではなく、
体のバランスの崩れの一部でしかありません。

photo

単純に、ここを押し込んだり、持ち上げれば動くものではないのです。
 
-----------------------------------ー

一応、 誰かの役に立つ事もあるかも知れないから、
治し方を書いておきます。
 

photo

今回、距骨が前方に引き出されてました。その不整合に伴い、足関節の可動域は減少し、、
舟状骨、立法骨は固着し、正常な動きがありませんでした。
 
動きは出ていないものの、触った感じ、癒合ではなく、動的機能は現存していました。
 
腓骨下部のアライメント不良に伴い、腓骨頭付近に圧痛を伴う不整合がでていました。 
 腓骨の前方移動は、腸脛靭帯、外側側副靭帯、などに伴い、
 膝のアライメント不良を誘発します。 

photo

舟状骨だけが自然に低下しているわけではないので、そこの部分だけ支えても
 
舟状骨だけが持ち上がるはずもなく、
体が傾きました。
というよりも、
 
足底に斜めに角度をつけたので、
斜めの斜面に立っている状態になった。

 
                                  ・・・・ただそれだけです。
 
 
それは市販のインソールも同じです。  (参考記事 ■ 社外製インソールの危険性
 
 
田舎の治療院が、こんな事を言うのも
おこがましいですが、

シューズメーカーさん、よく聞いて下さいよ。

「アーチを持ち上げる、踵の倒れこみを防ぐ」
 そんな目的で内側アーチを高くした場合、

photo

足が宙に浮いている時、
アーチを持ち上げずに、靴の内側を下げてませんか?

photo

photo

プロネーション対策シューズに危ないモノがあると・・・警鐘は鳴らしておきます。      (関連記事 ■オーバープロネーション対策シューズの危険性

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
付け加えると、全てを否定するつもりはありません。
アシックス、ターサージャパンは秀逸です。踵骨のみの倒れこみを防いでいる事と、テールのカット、
舟底の絶妙なカーブで倒れこみが始まる加重を外側に逃がし、運動ルートを確立すからです。秀逸です。
前足と、後足を分割したミズノ ウェーブも、秀逸だと思います。 全てを否定するつもりはありません。

photo

最近、コレはすごい! と思ったバッシュ。 (∩_∩) adizero PG K

photo

ページTOPへ戻る△

photo

photo

photo

他院との違い

施術の流れ

料金案内

院長の本音ブログ

HOME他院との違い施術の流れ料金案内患者様の声若葉治療院の技術店舗情報

copyright(c) 若葉治療院 All Rights Reserved.